美容や健康に効果的?知っておきたい!ヒハツの効果と副作用

美容や健康に効果的?知っておきたい!ヒハツの効果と副作用

最近テレビや雑誌で取り上げられている機能性表示食品の「ヒハツ」。

女性の悩みである足のむくみや手足の冷えを軽減するとして話題ですよね。

美容や健康を意識した人であれば気になるのではないでしょうか。

しかし、注目を集めてきているヒハツですが、摂り方を間違えてしまうと副作用に繋がる恐れもあるので注意が必要です。

そこで今回はヒハツの効果や栄養、摂るときに気を付けたいポイントを解説していきます。
最後までじっくり読んでぜひ参考にしてください。

「ヒハツ」って何?

ヒハツとは、つる性の常緑木本に属する植物で、別名ロングペッパー(島胡椒(しまこしょう)とも呼ばれています。
原産国はインドでありアジア南部で広く栽培されている香辛料です。

コショウ科に属しコショウと同様に強い芳香とシャープな辛みがありますが、清涼感のある香りとほんのり甘みがあるのが特徴。

コショウと同じく香辛料として使用され、肉料理の匂い消しやカレーに入れたります。
海外では漢方としても使われてきました。

ヒハツの栄養価と効能とは?

ヒハツの栄養についてみていきましょう。

ヒハツには「ピぺリン」と呼ばれる辛味の栄養成分があります。
血の巡りを整え血流を促してくれる働きや血圧を低下させる働きがあるなど、様々な効果を持っています。

栄養成分については、カロリーは0ではないものの、低カロリーであるため摂ることで太るという心配はありません。

では続いてヒハツが持つ効能について解説していきます。
ヒハツにはピぺリンという成分が含有されているとお伝えしましたが、女性にとって美や健康に嬉しい働きをしてくれます。

①血の巡りを整えてくれる
ピぺリンには冷えにより低下した末梢血管を改善し、体温低下を軽減する働きがあると報告されています。

冷えにより血流が滞っていると体にとって様々な悪影響があり、生活する上で辛いと感じる方は多いのではないでしょうか。
体が温まりにくい、いつも手足が冷えているといった冷え性。最近特に女性の間で冬だけでなく、夏も冷えを感じている人は多いようです。
冷え性は様々な原因で引き起こされますが、冷え性を放っておくと多くの不調や症状を招いてしまいます。

冷え性を放置してしまうと、「肩こり」「腰痛」「くすみ」「むくみ」「シミ・シワ」「薄毛」「便秘」など多くの症状を感じ、生活に支障が出てしまいます。
体の辛さだけではなく美容の妨げになってしまうため、できることなら改善したいですよね。

冷えがひどくなると、女性ホルモンが崩れて婦人科系の病気になるリスクも高めてしまうことも。
血の巡りを改善することは健康や美容にとって非常に重要であるといえるでしょう。

ピぺリンには血流を正常に整え、冷えを軽減してくれる作用があると認められています。
血流が良くなると代謝もアップするためダイエットにもおすすめといえるでしょう。

②足のむくみ軽減
また、ヒハツに含まれるピぺリンには女性の足のむくみ(病的ではなく一過性のむくみ)を軽減する効果があると報告されています。

夕方になると、「足がむくんでだるい」「足がパンパンになる」と感じる女性は多いのではないでしょうか。

むくみの原因は様々あるため改善が難しいですよね。

私たちの体に必要な栄養や酸素は、血液によって体の隅々まで届けられますが、血流が悪いと大事な栄養、酸素が届かず老廃物が溜まり巡りが悪くなってしまいます。

夕方になると、足がむくみパンパンになる人は、血流が原因の場合もあります。
むくみは血流が低下することで助長されるため、血の巡りを良くすることはむくみ軽減に期待できるでしょう。

③血圧の改善に繋がる
ピぺリンには血圧を低下させてくれる効果も認められています。
血管内で一酸化窒素の生成を促進し血の巡りを整えることで血圧抑制に繋がるという研究がされています。

血圧が高くなる要因は多くありますが、血管が細くなったり血液の量が多くなり、血管の壁にかかる圧力が高くなることで起きます。
高血圧の状態が悪化すると、生活習慣病である脳卒中や心臓疾患などの病気の引き金になることも。

高血圧にならないよう日頃から生活面に注意することが必要になります。

高血圧とは、医療機関で測定した血圧値が収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上の状態です。
ご家庭で測定する場合は、それより低い135mmHg以上または85mmHg以上が高血圧とされています。

下記は高血圧の分類を示した表です。ご自身の状況把握にお役立てください。

成人における血圧値の分類(mmHg)
分類 診察室血圧 家庭血圧
収縮期血圧 拡張期血圧 収縮期血圧 拡張期血圧
正常血圧 <120 かつ <80 <115 かつ <75
正常高値血圧 120-129 かつ <80 115-124 かつ <75
高値血圧 130-139 かつ/または 80-89 125-134 かつ/または 75-84
Ⅰ度高血圧 140-159 かつ/または 90-99 135-144 かつ/または 85-89
Ⅱ度高血圧 160-179 かつ/または 100-109 145-159 かつ/または 90-99
Ⅲ度高血圧 ≧180 かつ/または ≧110 ≧160 かつ/または ≧100
参考:高血圧-eヘルスネット-厚生労働省

ヒハツを摂取する際に気をつけること!副作用や注意点について

では、続いてヒハツを摂る際の注意点や副作用をお伝えします。

女性によくある不調を軽減してくれるヒハツはとても魅力的な香辛料ですよね。
効果が期待できるため、悩みを抱えている方は取り入れたいと思うのではないでしょうか。

しかし、ヒハツを摂取する場合、間違った摂り方をすると副作用や健康被害を引き起こすリスクがあります。
注意したいポイントについて解説していきます。

①目安量を守って摂取しよう
基本的なことですが、商品に記載されてある1日の目安量を守って摂りましょう。
体に良いものだからといって、多量に摂取してもより健康になれる又は病気が治るといったことはありません。
決められた量を飲んでいくことが大切です。

ヒハツには低下した血流を正常に整えてくれる効果があるため、多量に摂取すると副作用や健康被害の恐れもあります。

また、効き目が把握できるよう一定期間毎日飲むことをおすすめします。
毎日飲まなかったり、途中でやめてしまうと効果を感じることができません。
まずは3ヶ月程度を目安に継続してみましょう。

②薬を服用している場合は医師へ確認
ヒハツは薬の種類によっては作用を増強することが報告されています。
ヒハツに含有される成分ピぺリンが薬と相互作用を示すことが報告されています。

普段から薬を服用している場合は、ヒハツ含有のサプリメントを服用して問題ないかどうか、かかり付け医に相談することをおすすめします。

③血圧が異常に低い方は注意する
ピぺリンには血圧抑制効果があるため、もともと血圧が異常に低い方はさらに血圧低下を引き起こすことも考えられるため注意が必要です。

低血圧は高血圧の基準ほど重要視されていませんが、WHOの世界共通の基準としては次のように定義されています。

収縮期血圧100mmHg以下
拡張期血圧60mmHg以下

血圧の数値が当てはまっていないかお役立てください。

まとめ

今回は機能性表示食品のヒハツについて解説しました。

女性特有の足のむくみや冷えを軽減してくれるヒハツは、女性にとって強い味方といえるでしょう。
最近では冬だけでなく、夏もエアコンが効いていて体が冷える環境であったり、在宅ワークにより慢性的な運動不足になっている人も多いといえます。

むくみや冷えなどの体に不調を感じている方は、食べるものを見直す、運動をする、健康食品を摂り入れるなどして理想的な身体を目指しましょう。

※本記事は管理栄養士監修のもと作成しております


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